横浜の新人MF遠藤渓太(18)がサポーターの心をつかんだ。23日、日産スタジアムで新体制発表会見が行われ、新加入3人、新人5人がお披露目された。

 会見後、スタンドで待つ2036人のサポーターの前であいさつをする中、大トリの遠藤は、ラグビー日本代表FB五郎丸のポーズをまねて大歓声を浴びた。気温7度の寒空の下で「待ち時間が長かったのでやろうか」と、同期のFW和田と示し合わせて見事な一発芸。「普段は全くやるタイプじゃない(笑い)。でもサポーターとの距離が近くてやりやすかった」と安堵(あんど)した。

 横浜の下部組織で育ち、優勝した昨夏の日本クラブユース選手権では得点王とMVPを獲得した。物まねだけでなく、動画を参考に有名選手の技を身に付けるのが得意で、「シュートを打つ前のタッチがすごい」と、憧れのG大阪FW宇佐美のプレーを研究中だ。両足でシュートを打つことができ、スピードにも自信を持つ。「強い意志と強い覚悟で、俺はやれると思ってプレーしたい」と目を輝かせた。【青木沙耶香】