なでしこリーグINAC神戸FWの増矢理花(20)が9日、なでしこジャパン沖縄合宿(13~19日)での生き残りを誓った。神戸市内でのチーム練習に参加し、約2時間にわたり実戦形式中心のメニューを消化した。

 今月29日からは、リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(大阪)が開幕。4日後からのなでしこジャパン沖縄合宿は、最終予選の選手選考の場になる。GK山下(日テレ)、DF乗松(浦和)と並び代表チーム最年少になる増矢は「チャンスをもらえたので、今できることをやるしかない。先輩方が多いですし、コミュニケーションを取るのも簡単じゃないかもしれないけれど、前のポジションなので得点に絡めるようにしたいです」と意気込んだ。

 増矢は14年9月の仁川アジア大会で代表初招集され、通算10試合に出場し3得点。過去には佐々木監督から「女版香川(ドルトムント)になれ」と激励を受けた、次代を担う逸材だ。2列目からのドリブル突破などを武器に、実績十分な先輩たちとの生き残りバトルに挑む。