新潟MF伊藤優汰(23)が、J1初出場初ゴールを決めて開幕戦勝利に貢献した。1-0の後半28分、FW山崎に代わって出場すると、同31分にカウンターからドリブルを仕掛け、最後はGKとの1対1を落ち着いてものにした。「ファーを狙った。少し弱いシュートだったけど入って良かった」と、J1初シュートで決めた1発を喜んだ。

 J2京都の下部組織からプロになって6年目になる。昨季までJ2で79試合出場9得点。J1での実力を発揮することを目標に慣れ親しんだ京都を離れた。積雪と気温1ケタが続く新潟の冬にも「寒いときは外出しないようにしています」と環境にも慣れ、開幕戦のベンチ入りを果たした。

 ロスタイムにゴール正面のシュートをバーの上に外して「もう1点取りたかった」と悔やんだが、手応えはつかんだ。「最後の仕掛けが自分の武器。これからも見せたい」と意気込んだ。