川崎FのDF登里享平(25)が人生初の右サイドバックを務めることが濃厚になった。

 27日、神奈川・川崎市内で29日のアウェーG大阪戦に向け調整。右サイドバックのエウシーニョ(26)が累積警告による出場停止で、武岡優斗(29)も肉離れで離脱。苦しい台所事情の中、レフティーの登里が主力組の右サイドバックに入った。

 登里は「高い位置でカットインするときは左利きが生きる。いいイメージを持ってできたら」と前向きだ。昨季は膝の手術もあり長期離脱をしていただけに「連戦でまた充実している。試合の中で状況に応じて頭を使えたら」と話した。

 G大阪戦では相手DF藤春とのマッチアップになる。藤春とは小・中の先輩で兄の同級生だった。「(藤春は)いい左足を持っているので、長所を出させないようにしたい。うまく前の選手と連係を取りながらやっていければ」と話した。