昨季J1王者の広島が4-0で福岡を下し3戦ぶりの6勝目を挙げた。

 前半18分、ピッチ中央付近からつなぎ、得点王を争うFWピーター・ウタカ(32)が「嗅覚で取った」と、俊敏な動きで11得点目の先制弾だ。波に乗ると、堅守カウンターから同31分にMF宮吉拓実(23)、同36分にMF柴崎晃誠(31)が加点。

 福岡が広島対策で用いた5バックを切り裂いた。主導権を握り続けた後半9分、ウタカのアシストにより宮吉が2点目を決める完勝だった。

 森保一監督(47)は「勝利に対する執念でアグレッシブだった。球際も厳しく、ギラギラしたものを見せてくれた」と選手をたたえた。