大宮の渋谷洋樹監督(49)が監督デビューの地、熊谷で首位川崎Fにリベンジすることを誓った。

 14日、さいたま市内の練習場で約1時間半、戦術練習など17日の川崎F戦に向けて調整した。試合会場は通常のNACKではなく、年1回開催の熊谷。チケットも完売し、注目された一戦になりそうだ。

 熊谷は2年前、渋谷監督がシーズン途中で監督に就任した際に初めて指揮を執った場所。当時は鹿島に2-1で勝利し、縁起の良い場所でもある。その場所で首位川崎Fと対戦することに「大宮はJ1でもよくやってるなと、我々の力を示すためにも結果を出さないといけない。何かを起こすきっかけになれば」と意気込んだ。第1ステージではアウェーで0-2の完敗。それだけに「フロンターレさんに勝てばいろんなものを変化させられる。1つの歴史をつくりたい」と話した。

 チームは年間勝ち点43ですでに残留を決めた。残り勝ち点2で13年に記録した年間最多勝ち点数にも並ぶ位置に付けている。「最低限の目標が残留なので、ラスト6試合全勝するしかない」。リーグ戦も終盤、大宮が台風の目となっていくつもりだ。