J2東京VのMF船山祐二(31)が21日、現役引退を発表した。船山は柏の下部組織U―12、15から千葉・習志野高、流経大柏高、流経大をへて07年に鹿島に入団。C大阪、山形、福岡などをへて今季、エアフォース・セントラル(タイ)から東京Vに加入していた。07年に鹿島でJ1と天皇杯で優勝を経験。千葉FW船山貴之(29)は実弟にあたる。

 船山はクラブを通じ、コメントを発表した。

 「サッカー選手を引退する決断をしました。プロ生活10年間という中で自分は本当に色々な経験をさせてもらいました。(中略)最後に東京ヴェルディの一員になれこと。自分が小さい頃から王者はヴェルディでした。J1復帰という目標の力になれず、申し訳なく思っています。ただ、自分の10年を振り返った時に、こんなに色々な経験をした人はいないんじゃないかと思います。本当に濃いプロサッカー選手人生でした。悔いはありません」(原文のまま)