クラブ史上初めてJ2に降格した名古屋が16日、新シーズンに向けた初練習を行い、風間八宏新監督が率いる新体制が本格的に始動した。約1時間半の練習では早速ボールを使い、選手らは明るい雰囲気の中、パス回しなどで体を動かした。風間監督は「いい空気感でできていた。これを1年間、維持していきたい」と手応えを口にした。

 風間監督は自ら手本を見せるなどして精力的に指導。J1広島から加入したFW佐藤寿人は「ここまで初日から質を求めて練習したことはない」と驚いた様子だった。

 チームの半数以上が新加入の選手。ベテランのGK楢崎正剛は「いろいろあったけど、こうやってまた集まってスタートを切れる喜びを感じた」と笑顔をのぞかせた。