Jリーグとアジアの提携リーグのクラブ対抗戦「Jリーグ アジアチャレンジ」が24日、バンコクで開幕し、鹿島と横浜がそれぞれタイのクラブを下した。昨季のリーグ、天皇杯を制した鹿島は今季の初の対外試合でスパンブリに4-2で勝った。前神戸のFWペドロ・ジュニオール(29)が2得点など新加入組が活躍。横浜は3-2でバンコク・ユナイテッドを下した。

 鹿島がJリーグ連覇に向けて強さを感じさせた。若手中心のメンバーの中、昨季神戸で11得点のペドロ・ジュニオールが後半開始から登場。1-2で迎えた同14分、PKを決めて同点。同23分にはFW土居のクロスに右足で合わせて4点目を奪った。終了間際にはGKと1対1の局面で放ったシュートは防がれてハットトリックは逃したが、今季の得点量産を期待させた。

 新潟から加入のMFレオ・シルバも後半開始からボランチで出場した。同17分にはスルーパスでFW鈴木の勝ち越し弾をアシストし、守備では攻撃の芽をつんだ。前福岡のMF金森、ブラジル・パルメイラスから期限付き移籍のMFレアンドロ、湘南から加入のDF三竿雄、東福岡高のDF小田らも持ち味を発揮した。太もも痛のFW安部(広島・瀬戸内高)以外の新戦力が全員出場し、まずは順調な滑りだしとなった。