G大阪が28日、今季からの新スタッフ加入を発表した。昨季限りでC大阪を退団した中沢聡太氏(34)が現役を引退し、強化部スタッフに就任。昨季、J2群馬で引退を発表していた青木良太氏(32)も同スタッフとなることが発表された。

 それぞれクラブOBで、中沢氏は07~12年まで在籍し、08年のACL優勝に貢献。青木氏は03年~07年まで在籍し、05年のJ1優勝を経験した。

 2人とプレーしていたMF遠藤保仁(37)はこの日、かつての同僚のスタッフ就任を歓迎した。大阪・吹田市内での練習後、中沢の引退について「だいぶ前から(引退の)連絡は来ていた。選手同士ではなくなるけど、違った立場で仕事のやりとりができる。(中沢氏は)ああいう(明るい)性格なので、クラブハウスが明るくなる」と、同じクラブで働けることを喜んだ。

 遠藤自身はこの日、37歳の誕生日を迎えた。いまだ第一線で活躍し続け、チームにとって欠かせない存在。5年連続で主将も務めている。G大阪の大黒柱は「智(G大阪U-23の山口ヘッドコーチ)や、良太(青木氏)も現場でコーチになったりしている。これから先もそういう人が増えてくると思うが、自分もいい仕事をして、いいクラブになっていけたら」と、全員で力を合わせていくことを誓った。