横浜FCのFWカズ(三浦知良)が新たな金字塔を打ち立てた。50歳の誕生日に迎えたJ2開幕松本山雅FC戦に先発出場。自身の持つJリーグ最年長出場記録を50歳0日に更新した。2トップの一角として後半20分までプレーし、シュート1本に終わったが、1-0の勝利に貢献した。

<最年長出場アラカルト>

 ◆ギネス記録 サッカー界で世界最年長選手とされるのは、ウルグアイ2部リーグのカナディアンSCに所属するMFロベルト・カルモナ。1962年4月30日生まれの54歳で、2015年にはギネスにも「現役の世界最高齢選手」として認定されている。ただJ1でMVPを獲得したカズと違い、1部リーグでプレーした経験が1度もない。

 ◆伝説的名選手 元イングランド代表FWスタンリー・マシューズがストークで1965年に50歳で引退するまでプレーを続けた。1915年2月1日生まれ。65年2月6日のフラム戦で、50歳5日で出場した。現役33年間で1度も警告を受けたことのない紳士的な選手としても知られ、56年には第1回のバロンドールを受賞。50歳のカズもJ1、J2通算547試合、計3万6997分の出場で退場の経験が1度もない。