日本サッカー協会とJリーグの将来構想委員会が6日、東京都内で開かれ、開幕時期を現行の春から夏にずらすシーズン移行について議論した。

 関係者によると<1>2019年から実施<2>22年から実施<3>当面は移行しない-という3案から、今年中に結論を出す見通し。

 会合では移行のメリットやドーム建設にかかる費用の試算などが提示され、出席者の賛否は分かれたという。Jリーグは降雪地での冬季の試合開催が困難であることなどを理由に、慎重な姿勢を示している。今後は各クラブの代表者による実行委員会で、改めて討議して方向性をまとめる。

 将来構想委は協会やリーグの幹部、クラブの代表者らで構成され、大会日程などを話し合う。今回シーズン移行を見送る場合は、今後10年程度は議論を凍結する方針。