川崎フロンターレのDF奈良竜樹(23)が、10日の柏レイソル戦で約10カ月ぶりにリーグ戦で先発することが濃厚になった。

 昨季は、左脛骨(けいこつ)を2度骨折して5月から長期離脱。今季は2月25日の大宮戦、3月5日の鳥栖戦ともにリーグ戦では途中出場だった。8日、柏戦に向けて神奈川・川崎市内の練習場で行った練習では、主力組のセンターバックに入った。

 奈良は今季初先発となった1日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のイースタン戦では人生初の1発退場となっただけに「ACLのミスを取り返す義務がある」と意気込んだ。14日の広州恒大戦は出場停止だが「しっかり0に抑え、みんなが勝って中国に行けるようにしたい」と意欲を見せた。

 レッドカードを受けたシーンは映像を見返したといい「先にボールに触るとか、やれることはあった。同じミスを繰り返したくない。しっかり自分の糧にしたい」と反省していた。