静岡県サッカー協会主催で来春、県内のJ4クラブが対戦するカップ戦のプレシーズンマッチを計画していることが23日、分かった。参加するのはJ1清水エスパルスとジュビロ磐田、J3藤枝MYFCとアスルクラロ沼津。沼津の山本昌邦会長(58)、磐田の名波浩監督(44)らが発案し、各クラブは開催に前向きな姿勢を示している。

 今季からJ3に参入した沼津の吉田謙監督(47)は「レベルの高いチームとやれれば選手の成長にもつながる。トップチームだけでなく、同じ日に育成年代や女子チームを呼んでも面白いと思う」と強調した。

 今季はJ1で4年ぶりに「静岡ダービー」が復活し、J3でも25日に藤枝と沼津が対戦する。県サッカー協会の評議員の綾部美知枝氏(68)も「各クラブが協力することが大事。そこから少年や少女、中高生に夢を与えてほしい。大いに期待しています」と話した。