J2モンテディオ山形の不動のセンターバックDF菅沼駿哉(26)が、粘り腰でチームを今季初の3連勝に導く。21日、山形県総合運動公園サブグラウンドで、明日23日のアウェー・ファジアーノ岡山戦へ向け戦術面の確認を行った。3バックのセンターを務め開幕戦からフル出場している。ここ2試合はチームの攻撃力が明らかに上昇。その原動力が、自陣に1人残る菅沼の存在だ。

 菅沼 両サイドが上がっている時間もあるがオーバーラップして効果的に攻撃に加わる良さを殺したくない。サイドの若い子がガンガン上がれば攻撃の時間が増える。リスクはあるけど1対1で粘り勝てば僕もレベルアップできるんで。

 今季、京都から完全移籍。山形名物の板そばにはまるなどチームにすっかりなじんでいる。連勝の陰の立役者が、そばの食べ歩きで培った強い「コシ」で相手を押さえ込む。