Jリーグの原博実副チェアマン(58)が28日、東京・JFAハウスで取材に応じ、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)やルヴァン杯などについて語った。

 特に、今季から21歳以下の選手1名を先発に必ず1人は加える、新ルールが導入された。3節まで消化し、活躍が目立つ選手として、ともに得点を決めた磐田FW小川航基(19)と仙台MF佐々木匠(19)の名を挙げた。

 新制度により、10代の若手が躍動しはじめている。この流れに「いい流れで利用できている。いいスタート」と手応えを口にした。

 ACLについては、すでに浦和と鹿島が1次リーグ突破を決め、川崎Fも自力突破の可能性がある。この状況には「これまで韓国勢から勝ち点を取れなかったが、今年は韓国勢にこれまでのような勢いがない」とデータとともに分析した。

 また、Jリーグと友好関係にあるスペインリーグの招きで、レアルマドリードとバルセロナの伝統のクラシコを視察に行ったことにも触れつつ、両リーグの関係性にも触れた。「今後、どういう協力ができるか」と、提携などタッグを前向きに検討するようだ。