川崎フロンターレが3日、神奈川・川崎市内で5日ホームのアルビレックス新潟戦に向け調整を行った。

 4月1日の仙台戦で右ふくらはぎ肉離れで離脱していたMF大島僚太(24)が主力組に入ってプレーし、新潟戦での復帰が濃厚になった。当初は全治5週間だったが、予定より早い復帰となった。鬼木達監督は「思ったより怖がらずにやっている感じだった」と話し、大島も「ピッチに入れば(怖さを)気にせずやれている。スタートからいくなら、90分もつと思わないでできることをやれれば」と話した。

 4月30日にセレッソ大阪に完敗し、この日の練習前は選手間ミーティングを開き、主将のFW小林悠(29)を中心に、球際で戦う部分を練習からストイックに追及していくこと、要求や気づいたことも年齢関係なく発していくことを確認し合った。小林は「戦う部分で意思統一できたのは大きかった。ミーティングをやってよかったなと。これが結果についてこれば」。大島のほか、長期離脱していたDFエドゥアルド、DF武岡優斗も主力組でプレーするなど、続々とけが人が復帰。腰痛でセレッソ大阪線を欠場したMF中村憲剛(36)も「日に日によくなっている」と順調に回復している。5月攻勢へ戦力は整いつつある。