東京ヴェルディが京都サンガに逆転負けし、今季、ホームの味の素スタジアムで行われたリーグ戦で初黒星を喫した。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(59)は、「最低でも引き分けにしなければいけない試合だった」と冷静に振り返った。

 総括 前半は、自分たちの試合だったと思います。僕たちがボールを持ち、相手はハーフラインを超えることも難しかった状態でした。でも相手が後半、プレスを強くかけてきて、その後は、いいプレーが出来なかった。カウンターでチャンスは作れていたが、前半ほどいいプレーは出来ていなかった。危険だと思っていたFKで1点を取られた。2点目はスーパーゴールが決まりました。最低でも引き分けにしなければいけない試合だった。

 -FW梶川諒太に代えて、MF二川孝広を今季初めて起用した狙いは

 監督 カジ(梶川)が疲れていたのと、フタ(二川)がトレーニングで、とても良いプレーをしていたので起用しました。基本的には、カジと同じプレーを求めました。

 -今季14試合、全てに起用しているMF内田達也について語ってほしい

 監督 すごくいいプレーをして、いいシーズンを送っていると思います。今日は少し疲れが見えたんですけれど、いつもの試合と同じように、とても貢献してくれました。(故障離脱中のMF)井上潮音や中後雅喜が出てきたら、同様に重要な選手なので、ウチを休ませることが出来るかもしれません。

 4月29日のアビスパ福岡戦(アウェー)以来、5試合ぶりの敗戦だった。ホームでの敗戦は4月9日の湘南ベルマーレ戦以来、今季2回目だが、湘南戦は駒沢陸上競技場での開催で、5勝1分けと無敗を続けてきた味の素スタジアムで初黒星を喫した。それでも、ロティーナ監督は感情を表に出さず、冷静に試合を分析し、約4分で会見を終えた。【村上幸将】