国際サッカー連盟(FIFA)は12日、スイス・チューリヒでクラブW杯組織委員会を開き、開催地未定の2009、10年大会について話し合い、日本協会の川淵三郎キャプテンは日本での継続開催を期待する声が多かったことを明らかにした。川淵キャプテンは「日本しかないという感じ」と委員会終了後に話した。

 09年大会の開催が決定すれば、ことし12月の大会に続く5年連続の日本開催となる。

 2009、10年大会にはオーストラリアやアラブ首長国連邦なども開催の意向を示している。川淵キャプテンは「オーストラリアは欧州から遠いという話が出た。サウジアラビアも開催したいそうだが…。変に動かさない方がいいというような、間接的に日本を支持する意見が多かった」と話した。また、ことし12月に日本で開催する大会で5位決定戦を実施することを決めた。

 初めて開催国枠が導入された昨年大会は、試合数を調整するために5位決定戦は行わなかった。同組織委委員の川淵三郎キャプテンは「チケットを売るのが大変なので、欧州代表(が戦う準決勝)の前座としてやる」と話した。