<J1:千葉2-0東京V>◇第24節◇14日◇フクアリ

 最初のビッグチャンスは千葉だった。前半9分、相手バックパスを新居が狙ったが、シュートは惜しくもゴール右に外れた。さらに同17、22分と谷沢が積極的にシュートを放つが、ゴールを割れない。

 一方の東京Vはディエゴ、大黒、飯尾の前線3人で攻撃を展開。前半21分にはディエゴのFKを大黒がヘッドで合わせるもクロスバーをたたいた。前半は東京Vが押し気味に試合を進めたが、両軍とも無得点で折り返した。

 千葉が後半4分に先制した。相手守備陣の裏側へ飛び出した工藤が谷沢からパスを受け右サイドから折り返し。これを巻が頭で押し込んだ。さらに後半22分には巻が倒されて得たPKを深井が決めて追加点。そのまま逃げ切った千葉は8月9日の鹿島戦以来、4戦ぶりの勝利を挙げた。