<J1:川崎F3-2浦和>◇第11節◇10日◇埼玉

 川崎FのMF中村憲剛(28)が、FW鄭の決勝ゴールの起点となるパスを出した。2-1の後半31分に左サイドを走るFWレナチーニョへ、約40メートルのロングパスを通し、そのレナチーニョのパスを鄭が決めた。「何本かミスしてたけど、ずっと狙っていた。得点につながったのは良かった」と胸を張った。

 公式戦7連戦で疲労はピークに達していたが、チーム全員が攻守によく走った。「自分たちが先に進む意味で、非常に大事だった。簡単なゲームじゃなかったけど、気力を振り絞った。みんな連戦で体が痛かっただろう。その中で勝てたことは良かった」と、気持ちが勝因だったことを強調していた。