<J1:東京2-1清水>◇第15節◇27日◇国立

 東京の城福浩監督(48)は、成績を7勝1分け7敗の五分に戻し「反撃の夏をスタートできた」と、力強く巻き返しを宣言した。前半7分にMF梶山のPKで先制も、後半13分に1度は追いつかれた。それでもさらに押し返し、同17分にMF石川の、リーグ戦3戦連続ゴールで勝ち越した。

 今季はボールをつなぐ新しいサッカーに取り組んできたが、開幕から4月までは結果が出ず、「産みの苦しみ」(同監督)の状態だったという。それが5月に入ってから次第に結果となって現れ始め、手応えを感じていたという。城福監督は「今日も同点になっても、自分たちのサッカーをやればいいという感じだった。続けることの大切さを、みんな体感してくれたと思う」と胸を張った。