川崎Fの元日本代表DF寺田周平(35)が引退を決意した。「体の限界まで出来たので選手としては幸せ。後悔はないし、納得しています」と12年間の現役生活を振り返った。99年に入団後いきなり開幕からレギュラーをつかむも、ひざの靱帯(じんたい)損傷や腰痛などに苦しんだ。ようやくつかんだ08年5月27日のキリン杯パラグアイ戦における32歳339日での代表初出場は、Jリーグ発足後最年長記録となった。今季も5月24日に両ひざ半月板を手術。先月17日の天皇杯山形戦で復帰したばかり。妻からも「こんなに長く出来るとは思わなかった。頑張ってくれました」と、感謝の言葉をかけられた。