J2東京Vは世田谷・バディ八幡山グラウンドで19日、東日本大震災被災者支援の義援金オークションなどチャリティーイベントを行った。仙台で監督経験もある都並敏史育成アドバイザー(49)は「僕の知人にも連絡が取れてない方がいる。ヴェルディは岩手の花巻にアカデミーもあるし、東北出身者もたくさん在籍してきた。できることがあれば役に立ちたい」。オークションでは現役時代の「YOMIURI」のユニホームを出展するなど、活動の先頭を立った。今後は拠点にユニホームなど衣類を中心に物品をクラブから寄贈する予定だ。01、02年を仙台に所属したDF森勇介(30)も「東北にはサッカーをしている仲間もいるし、もしかしたら僕たちがその立場になっていたかもしれない。今、苦しんでいる人のためにちょっとでも力になってくれればいい。こんなにたくさん来てくれたこともうれしい」と集まった400人以上のサポーターにも感謝した。

 成城学園駅前で募金活動も実施し、245万115円が集まった。