G大阪の元日本代表MF家長昭博(26)が、天皇杯・準決勝鹿島戦(29日、エコパ)で人生初の1トップに入る可能性が高まった。

 28日は大阪・万博練習場で非公開調整を行い、昼すぎに遠征先静岡へ移動した。鹿島戦はエースFWレアンドロが出場停止。FW陣は佐藤が長期離脱する現状で、深刻な駒不足に陥る。

 27日には、松波監督が家長を呼んで1トップで起用する可能性があることを伝えたという。

 指揮官は「本人と話をしました。『(1トップは)やったことないっす。マジっすか?』って、言っていましたけど…。チャレンジできると思います。多少なり守備の負担は減るでしょうから、いい部分を出してくれると思っている」と説明した。

 本来は攻撃的MFの家長も「本番になってみないと分からないですけど。FWとしてやりますよ。良さも、悪さもあると思う。でも、できることしか、できないですから」と割り切った様子で話した。