<天皇杯:名古屋4-0京都>◇3回戦◇20日◇瑞穂陸

 名古屋がJ2京都に快勝し、ベスト16に進出した。

 名古屋は前半8分、FW松田力(23)が快足ドリブルでびわこ成蹊スポーツ大の先輩DF内野貴志(26)を抜き、そのままスピードに乗ってGKオ・スンフン(26)もかわしてフリーで先制ゴールを決めた。川又堅碁(24)の加入がチーム全体の刺激になっている中で「満足度の高いゴールだった」と振り返った。

 5月10日のリーグG大阪戦以来の先発だったFW玉田圭司(34)も、2ゴールを挙げた。後半8分にPKを決めると、同22分にはMF矢田旭(23)の左サイドからのクロスをゴール左上に押し込み2点目。「いいプレーができた。練習でやっている形が試合でもできたのがよかった」と話し、ケガ明けの状態を聞かれても「心配無用です」と笑顔を見せた。

 先発してゴールを決めた両FWに西野朗監督(59)も「評価できると思います。点を取るという明確な目標があるポジションなので、競争しながらチームの中でレベルアップしていくことも必要だ」と得点力アップを喜んだ。

 4回戦では、浦和を破ったJ2群馬と戦う。