今季限りで川崎Fを退団することになったDF田中裕介(28)が5日、心境を明かした。11年から4年間を川崎Fで過ごし、リーグ戦117試合8得点。今季は10月26日の甲府戦で左足首を捻挫し、リハビリが続いていた。

 練習後、愛車の前に立った田中は「タイトルを取るために来たので、それができなかったのは残念」。それでも、表情はすがすがしかった。複数のJクラブから誘いがあることも明かし「今年で(契約も)終わりだったので、1つの区切りだと考えていた。良いメンバーやスタッフに恵まれたし、プロとしてやることはやったつもり。悔いはない」と話した。