右足首ねんざで日本代表候補合宿参加を辞退した大分FW高松大樹(26)がチームメートからの「良薬」を待ち望んだ。21日、大分市内の病院で検査を受けたが、患部が腫れた状態が続いている。正式な診断は近日中に発表されるが、完治には2、3週間は要する見込みだ。この日もスーツにスポーツサンダル履きという痛々しい姿で、東京からの帰路に就いた。

 高松は今年3月にも左足首をねんざ。全治3週間と診断されたが、このときは志願して2週間で戦列復帰した。だが「自分としては新潟戦(5月3日・九石ドーム)には出たいと思っているが、左足の方も治りきってはいない」と不安も残る。この日行われた九州総合スポーツカレッジとの練習試合ではFW市原がハットトリックを決めた。「(復帰目標も)チームの状態がよければ…(無理しなくてもいい)」と高松。リーグ戦5試合未勝利だが、エースが治療に専念できる白星が今の大分には必要だ。