北京五輪代表発表翌日の15日、まさかの落選となった清水DF青山直晃(21)がチーム練習に参加。17日の川崎F戦(等々力)は累積警告で出場停止となるが、五輪落選の悔しさをバネにさらなる飛躍を誓った。

 落選翌日、青山は「悔しいですね。でも切り替えようと思っています。北京は応援しています」と話した。落選の夜は、代表発表関連のニュースを食い入るように見た。「必死で見ました」。現実から目を背けず、悔しさを忘れないよう刻み込んだ。この日の練習前には、長谷川監督から「見返してやれ」との熱い言葉ももらい、奮い立った。

 アテネ五輪でまさかの落選をした浦和MF鈴木は、この経験を糧に日本のトップに上り詰めた。似た境遇となった青山は「見返してやろうって気持ちが強い。これで終わったわけじゃない」と力を込めた。「あとは自分の頑張り次第」。このままでは終わらない-。さらに上を目指すべく、青山が新たな第1歩を踏み出した。【浜本卓也】