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山形昇格へ「一丸作戦」

後半から出場した山形FW坂井(右)は、右サイドでボールをキープす
後半から出場した山形FW坂井(右)は、右サイドでボールをキープす

 J2山形の小林伸二監督(47)が、J1昇格を見据えた「チーム一丸作戦」を開始した。17日、山形県天童市内で行った東北学院大との練習試合で、今季初めて出場選手全員の課題を列挙したプリントを持参。それを選手に見せ、練習試合で実践させた。主力選手だけでなく、控えも含めた選手全員をレベルアップさせ、悲願のJ1初昇格を勝ち取るつもりだ。

 DF小原にはコーチングの徹底、MF広瀬にはグループでの突破…。小林監督が用意したプリントには、各選手の課題が列挙してあった。「今まで、長島コーチと別々に、個人的に話をして指導していた。さらに選手のレベルを上げるために、初めてプリントを用意してみました」。格下相手とはいえ、10-0で圧勝。個々の課題が明確だったこともあり、最後まで選手たちの集中力が途切れることはなかった。

 前日は仙台を破り、4連勝で自動昇格圏の2位を快走中。正念場の残り13試合も走り続けるためには、全29選手がさらに、一丸になる必要がある。「みんなでJ1に行くんだ、という雰囲気にしたい。全員がその気にならないと無理」と小林監督。控え選手は「またサブか」とモチベーションを落とし、チームの目標を見失いがちになる。そこでプリントに書きしるすことで「監督は1人1人に注目している」と意識付けさせる狙いもあった。

 主力の負傷や出場停止があってもチーム力を落とすわけにはいかない。不測の事態に備えるためにもサブ組の底上げ、モチベーションの維持は不可欠だ。「今後もサテライトリーグを含めて、2週間に1度は練習試合を組みたい。若い選手の力を伸ばしたい」。冬には悲願のJ1昇格切符をつかむべく、小林監督に抜かりはない。【柴田寛人】

 [2008年8月18日11時17分 紙面から]


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