山形が苦手甲府戦へなでしこに学び発奮
なでしこジャパンの活躍が、来季J1昇格を目指す2位山形に刺激を与えた。山形の小林伸二監督(47)は22日、北京五輪で史上最高の4位に入った女子日本代表の戦いぶりを振り返った。先制されてもあきらめない精神力や、佐々木則夫監督(50)の巧みな選手起用が印象に残った。23日に対戦する甲府とは、今季1敗1分けと白星なし。なでしこの善戦を発奮材料にして、難敵を退ける。
人ごとではなかった。小林監督は97年、佐々木監督とB級ライセンス講習を一緒に受けた。旧友の采配に注目しながら観戦した。「1次リーグ(ニュージーランド戦)で2点先制されても、あきらめずに戦った(結果は2-2)。選手を途中交代させて、流れが変わった。ああいうのは大事ですよね」。イレブンの不屈の精神力と、選手を適材適所で使った佐々木監督の手腕を評価した。
なでしこジャパンと共通する部分があった。山形は今季、主力にケガ人が相次ぎ、控えを含めたチーム全員で戦ってきた。「スタメンだけじゃなくて、みんなで勝ち取る。僕たちもリーグ戦で戦う上では必要になってくる。それは采配につながるんでしょうけど、佐々木監督はうまかった」。総合力で勝ち進んだ、なでしこの戦いぶりを参考にしていた。
佐々木監督は山形県尾花沢市出身。山形FW豊田が北京五輪の直前で代表入りし、反町ジャパン唯一のゴールを挙げるなど、今夏の山形にはツキがある。「山形に関係する人が頑張っている。いい雰囲気だね。流れが来ている」。甲府戦は今季2試合でともに無得点に終わった。北京五輪から吹いてきた山形への追い風を受け、甲府戦勝利を狙う。【柴田寛人】
[2008年8月23日12時13分 紙面から]
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