福岡が26日、大宮DF丹羽大輝(22)の期限付き移籍での獲得を発表した。丹羽はG大阪から今季、期限付き移籍で大宮に加入。リーグ戦出場はなく、ナビスコ杯2試合に出場している。移籍期間は来年1月31日まで。背番号は27。9試合連続失点中の福岡の最終ラインに、年代別代表を経験した大型センターバックが加わる。

 J2ワースト2位タイの52失点の福岡が補強した丹羽は、G大阪の下部組織育ちで、U-15(15歳以下)からU-19まで各年代の日本代表に選出された。元日本代表DF宮本恒靖(31=ザルツブルク)と同様に、代表やG大阪ユースで主将を務め「宮本2世」と期待されて、トップチームに昇格した。しかしG大阪では出場機会がなく、昨年は徳島にレンタル移籍。主にボランチとして、45試合に出場し1得点。大宮では今季、ナビスコ杯2試合出場にとどまっていた。前節は首位広島に4失点し、守備の立て直しを急ぐ福岡と、センターバックとして出場機会を求める丹羽の希望が一致して移籍が実現。丹羽は「チームの勝利のため、全力を尽くして頑張ります」とクラブを通じて、コメントを発表した。