J1清水のMF藤本淳吾(24)が15日、三保グラウンドで復活へ向け、歩き出した。7月27日の大宮戦で、左足腓骨(ひこつ)骨折および左足首内側靱帯(じんたい)損傷。全治3カ月と診断された。12日にボルトの除去手術を行い、この日から左足を固定していたギプスを外した。足の着き方や体重の掛け方を確認しながら、ゆっくりとしたペースでグラウンドを2周。「まだ痛いけど、やっと歩けた。普通の生活ができる」と笑顔を見せた。

 ここまでの道程は長かった。「競輪選手かと」思うほど、トレーニングのエアロバイクを漕いできた。「ずっとねんざしている感じ」という痛みも味わった。まだ左足外側にはプレートが残っているが、目標はナビスコ杯決勝(11月1日、国立)での復帰。「無理はしないけど、できる範囲の痛みなら。ちょうど(けがから)3カ月だし」。今後のリハビリに意欲を見せていた。