主力温存の大分、千葉を聴取せず処分も
サッカー天皇杯4回戦で主力選手を温存して敗退したとされた大分と千葉が11日、日本協会から一方的に処分を受ける可能性が出てきた。この日、都内で行われたJ1クラブの代表取締役が集まる実行委員会に、同協会の田嶋専務理事が出席。「天皇杯もベストメンバーで臨んで欲しい」と一方的に通達したが、両クラブへの処分内容など具体的なことは示さなかった。
協会側は今回の問題について10日、犬飼基昭会長(66)が「権威ある大会に全力で臨むは当たり前。来年は県予選1回戦から戦うなど、制裁する」と、処分を明言した。具体的な規定がないため、Jリーグでも「ベストメンバー」の解釈を議論する必要もあったが、協会側は「(リーグ運営等を協議する)実行委員会の議題ではない」と話し合いはなし。大分と千葉から事情聴取もないまま、14日の日本協会理事会で「厳罰」を下す、異例の事態となることも考えられる。
実行委員会に出席した大分の溝畑社長が「特に今日は(処分について)まったく出なかった。具体的な話がクラブに来ていないのでコメントできない」と話せば、千葉の三木社長も「ノーコメントしか言えない」と口を閉ざした。Jリーグの鬼武チェアマンが「今日は、昨年から天皇杯は(最強布陣で臨むと)約束したじゃないですか、とこちらから話しただけ」というように、協会内部または、協会とJリーグ間で意思統一が図れていなかった。一方的な処分となれば、クラブや選手はもちろん、サポーターの反発も必至。このままでは問題解決への貴重な機会を逃してしまいかねない。【山下健二郎】
[2008年11月12日9時20分 紙面から]
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