Jリーグは1日、東京・文京区のJFAハウスで臨時理事会を行い、JFL2位の栃木SCなど3クラブの入会を承認した。新たにJ2に加わるのは栃木と同3位のカターレ富山、同4位のファジアーノ岡山。来季はJ1、J2ともに18クラブで争われる。J2優勝の広島、同2位の山形のJ1昇格、入れ替え戦の可能性がある仙台、C大阪、湘南、鳥栖の勝った場合の昇格も承認された。

 ◆Jクラブ急増

 1度に3クラブ入会は2部制がスタートした99年を除けば初めて。93年に10クラブで発足したJは99年に26、最近4年間で8クラブ増。来季以降も準加盟でJFL4位以内が入会条件となる。

 ◆年間51試合

 来季J2は今季と同じ3回戦制で1チームの試合数は51。今季の42試合を大幅に上回り、J2では過去最多で、95年(2ステージ制)の52試合に次ぐ。地方が多く、移動を考えれば過去もっともハード。19クラブ以上になれば2回戦制に移行される。

 ◆入れ替え戦なし

 1、2部が18クラブずつになる来季からは、入れ替え戦を廃止。J1下位3クラブは自動降格、J2上位3クラブは自動昇格となる。

 ◆関東全県制覇

 栃木SC入会で関東の都県すべてにJクラブが誕生。山梨含む関東地域は、8都県で15クラブと最多、北信越地域も2クラブ、中国地域も2クラブとなった。

 ◆JFL昇格

 J2に3クラブ入会したため、地域リーグ決勝大会3位のホンダロックが自動昇格。入れ替え戦は行われない。

 ◆J40クラブまで

 今後はJ2を22クラブまで増やし、計40クラブに。その後はJ2とJFLとの入れ替えが行われる。【荻島弘一】