元日本代表MF中田英寿氏(31)が所属するマネジメント会社「サニーサイドアップ」に経営参画を提案し、交渉を始めたことが明らかになった東京Vの萩原敏雄会長は2日、東京・稲城市のクラブハウスで、経営パートナーの必要性を強調した。「パートナーを探しているのは事実で、今の最優先事項。以前のサイバーエージェントさんのように共同経営の形が理想です」と語った。サイバーエージェント社は06、07年の2年間、48・1%の株式を保有していた。

 パートナー探しの現状について「交渉相手にサニーサイドアップが入っているかどうかはコメントできない」と前置きした上で「まだ交渉と言える段階ではない。向こうが乗り気になれば、条件などを出し合うだろうが、まだそこまで至っていない」と説明した。一貫して、サニーサイドアップ社との交渉を否定しなかった。また、クラブ内の動揺を避けるため、柱谷監督やクラブ職員にも現状が説明された。