心は大分残留だ。大分MF金崎夢生(19)が10日、大分市内での第2回契約更改交渉でクラブ関係者に来季のリーグ制覇を誓った。「3年で(リーグ)優勝させたいと思って大分にやってきた。来年は優勝したいと思う」。最終合意には至らず残留決定は明言しなかったが、あと1年契約が残る大分でプレーする姿を思い浮かべるように語った。

 気持ちはすでに固まっている-。そう感じさせる強い口調だった。8日の第1回交渉では3年の複数年契約も提示されたが「このまま(オファーなし)だったら(契約が残る)単年で大分に残る。自分にプレッシャーをかけたい」。1年でのリーグ制覇に向け、複数年契約の“甘え”は拒否する姿勢を見せた。

 入団時に結んだ3年契約の最終年となる単年年俸でも、650万円の今季から1000万円前後の大幅アップを提示されている。「今年(ナビスコ杯優勝)を一過性のものにしたくないといっていた。年内には決着すると思う」と原部長。金崎残留交渉は順調に進んでいるようだ。(金額は推定)