リーグ15位と低迷する東京MF石川直宏(27)が、選手間で意見を衝突させる個性派集団への変身を訴えた。5日の広島戦から一夜明けた6日、帰京し軽めの調整で汗を流した。4勝6敗と波に乗れない状況に、石川は「うちは黙々と頑張るタイプが多いけど勝負の世界。仲良しじゃなく、感情を表に出した方がいい」と、意見を言い合いながら選手が結束する必要性を口にした。

 広島戦では前半30分すぎ、ピッチ上でMF梶山と激しく言い争った。石川自身、若手時代に元日本代表GK土肥らに厳しい意見を言われ、成長した経験がある。「昔は言ってくれる先輩がいた。自分もそういう仕事をしたい」とやる気満々。城福監督も「主張し合えるのは熱があるから。あきらめない集団になるのが一番。チームとしてひと皮むけていけばいい」と歓迎していた。