J1磐田MF犬塚友輔(25)が、9日の大宮戦(ヤマハ)で、左サイドバック(SB)でリーグ戦8試合ぶりに先発することが確実になった。第4節から務めていたMF山本脩が前節新潟戦で右内転筋を負傷。7日に行われた10対10のミニゲームで代わりに主力組の左SBに起用された。

 後半から出場した前節は、新潟に突かれていたほころびを修正し、土壇場で追いつく土壌を築いた。柳下監督は「この前は思ったよりもジウとのコンビが良かった」と評価。犬塚も「前回のイメージで、チャンスをつくられないようにし、スムーズにボールを運びたい」と出番を待ち望んだ。

 大宮は、昨年最終節で敗れて入れ替え戦に回らされた相手。「あの悔しさは残っていないけど、今は勝ち点が(12で)並んでいる状況。上位に行くためにも大事。そういう意味で絶対に勝ちたい」。攻守の割合を聞かれて「100対100で行く」と答えた「ワンちゃん」が、フル回転する。