JFLのFC刈谷は3日、アマラオ・コーチ(42)を選手登録したと発表した。JFL前期終了時点で2勝5分け10敗で18チーム中17位。低迷脱出の「切り札」として、アマラオ・コーチに白羽の矢を立てた。全国リーグではJ2横浜FCのFWカズ(42)を4カ月ほど上回る、現役最年長選手が誕生した。

 約2年ぶりに現役復帰したアマラオ兼任コーチは、クラブを通じ「またサッカー選手に戻れて、すごくうれしい。ピッチ内からも選手を指導できる立場を生かし、チームのためにできることを全力で頑張りたい」とコメントした。体重などもかつてとほぼ変わらず、5日アルテ高崎戦(群馬)でいきなり選手としてベンチ入りする可能性もあるという。年俸などはコーチ時代のままで「アマチュア選手」としての登録。前身の東京ガス時代も含め、92年から12年間も東京で活躍しJ1昇格に貢献した「キング・オブ・トーキョー」が「カリヤ」でもチームを引っ張ることになる。