14年W杯監督就任へ全面支援!

 G大阪は24日、西野朗監督(54)と11年シーズンまで2年の契約更新で基本合意したと発表した。年俸は1000万円増の1億2000万(推定)。加えて、金森喜久男社長(60)は西野監督に日本代表監督就任のオファーが届いた場合、就任を認めると異例の発言を行った。

 「監督がいろいろなステージに行けるように2年契約とした。契約の途中でも、(代表監督就任が)あっても構わないと思う」。同監督は96年アトランタ五輪でブラジルを破り、「マイアミの奇跡」を演じた。02年にG大阪の監督に就任すると05年初のリーグ優勝、昨季はACLを制するなど数々のタイトルを獲得。日本人監督では抜群の実績を誇り、将来的に代表監督として名前が上がってもおかしくない。

 06年ドイツ大会後、千葉監督だったオシム氏が日本代表監督に就任する際、シーズン途中の引き抜きにクラブ側は反発した。しかし金森社長は「日本代表が強ければ、Jリーグはもっと発展する」と大局的な視点で力説した。一方、西野監督は「2年契約を全うすることしか考えていない。来季はACLの奪回。他のタイトルを取ることにもこだわりたい」と話した。