今季からJ1に復帰する仙台の手倉森誠監督(42)が8日、新外国人獲得のため成田空港からブラジルに出発した。既にリストアップしている5、6人のFWとMFを視察し契約する。サンパウロ市を拠点に活動し20日に帰国。00年以来の渡伯で「ホームシックで泣いてたチアゴ・ネービスの例もあるし、仙台、日本のサッカーと生活に適応する選手を見極める。この目で直接、見に行く責任を持ってJ1で通用する選手を獲得する」と話した。

 さらに「早めに獲得選手が決まれば、来季以降に向けた若手の調査もできる」と手倉森監督。同行する丹治祥庸強化部長(37)も「1人をC契約にして、外国人枠を1つ空ける選択肢もある」と途中補強も見据えたプランを明かした。

 また、高校サッカーの青森山田について、手倉森監督は「年末、黒田(監督)と会って激励した。県勢初の決勝進出を決めてほしい」とエールを送り機上の人となった。【木下淳】