3次元パワーで3冠達成!?

 13日から宮崎市での第3次キャンプに突入した仙台が、7季ぶりのJ1で旋風を巻き起こす「秘密兵器」を導入した。高速振動を利用し、疲労回復や筋力向上に役立つとされるトレーニングマシン「パワープレート」を、今月からキャンプ地の宿舎に持ち込んだ。Jリーグでは07年に鹿島が初めて取り入れ、同年から3連覇。岡田ジャパンも採用する1台189万円の高性能マシンで、J1仕様の肉体を手に入れる。

 人もボールも動くベガルタサッカーさながらの?

 3次元パワーが注入される。2日に始まった宮崎・延岡キャンプから宿舎に「パワープレート」を置く。前後、左右、上下の3次元高速振動(1秒間に25~50回)が筋肉を刺激し、15分の使用で1時間分の運動量に相当するとされる機器。全治1カ月の故障が1週間で回復した例もあるという。

 99年にオランダで開発され、日本では06年から販売された。特に、疲労による筋肉系の故障予防に効果があり、鹿島は試合前のアップやハーフタイムにも利用。短時間での疲労回復や軽減で、導入した07年から3連覇中だ。W杯南アフリカ大会で4強を狙う岡田ジャパンも、08年に2台購入。NASA(米航空宇宙局)も宇宙飛行士のトレーニングに利用している。

 定価は189万円。現在は「お試し期間」だが、選手からは購入を望む声が出ている。FW中原が「体をほぐせるしリカバーに効果的」と実感すれば、筋肉マニアのMF田村は「マジで買ってほしいっす。試合中も使えるし、いい感じ」。現役時代に愛用した佐藤GKコーチも「ケガした後、動かせない患部に刺激を与えられる。内側の筋肉も鍛えられるんだ」と勧める。

 この日から始まった宮崎キャンプでは「悪魔」メニューの体力強化に加え、練習試合など実戦が加わる。疲労を取り除く「新兵器」があれば鬼に金棒?

 手倉森浩ヘッドコーチは「悪魔に対して『天使』が来た。相乗効果で大暴れできたらいいね」と上機嫌だった。【木下淳】