＜Ｊ１：名古屋２－１Ｇ大阪＞◇第１節◇６日◇万博

　移籍加入した名古屋の日本代表ＤＦ田中マルクス闘莉王（２８）が、新天地初戦を勝利で飾った。最終ラインで守備で貢献。自慢の攻め上がりが目立つことはなかったが、本業の守りで強さを発揮し１失点で踏ん張った。「難しいゲームだった。でも、１度追いつかれてから突き放して勝つことができた。喜びは倍くらい」と移籍初勝利に実感を込めた。前半２１分の同点弾は、ゴールキックと思われた直前のプレーが相手ＣＫと判定されたことがきっかけ。抗議するストイコビッチ監督の近くで、同じように主審に異議を唱えた。求められた「闘う姿勢」も初戦から注入した。