早くJ1残留を決めて大物獲得へ動きたい。今日6日にアウェーで大宮と戦う山形は、神戸が仙台に敗れた場合、ドロー以上で次節での残留決定に王手がかかる。現在10勝。6試合を残し、昨季の勝利数に並んだ。飛躍を期す来季へ、小林伸二監督(50)は早くも「大幅に補強せんといけんね。(年俸)1億円ぐらいの外国人とってもらわんと」と大胆発言。その中で名前が挙がったのが大宮FWラファエル(27)だ。今季は右太ももの肉離れもあり、出場16試合だが、チーム2位の5得点と屋台骨を支えている。

 補強に関してはクラブ側も多くのオファーを出している模様で、来季はビッグネームが山形を盛り上げる可能性もある。小林監督は大分、C大阪と、J1で率いてきたクラブでは常に残留争いを強いられてきた。「(残留が早々に)決まったら、もう来シーズンのことを考えられる。たまには安心して正月を迎えたい」。切なる願いをかなえるため、まずは「大宮撃破」が大きな鍵を握る。【湯浅知彦】