前日本代表監督の岡田武史氏(55)が、Jリーグを含む3クラブから来季監督就任のオファーを受けていることを明言した。うち1つは浦和であることが決定的。27日、ロンドン五輪アジア最終予選U-22日本代表-同シリア代表戦にゲスト解説者として来場。試合後に明かした。

 2010年W杯南アフリカ大会で日本をベスト16に導いた同氏は多数の報道陣に囲まれると口を開いた。「いろいろと言われているみたいだけど、3つの(クラブの)話を聞こうと思う。条件提示などはまだ。話は聞いていますけど。どのクラブも真剣に話していただいている」。穏やかな表情で言い切った。

 現在、名門復活を目指し、名将招聘(しょうへい)に動いている浦和が優勢とみられる。既に「やりがいがあるオファー」という条件付きで現場復帰に意欲を示している岡田氏。「オファーの1つは浦和?

 名前を出すと迷惑になるので」とこの日も言葉を濁したが、着実に現場復帰への歩みを進めているもようだ。