<Fリーグ:府中2-3浦安>◇第1節◇15日◇東京・代々木第1体育館

 初優勝を狙う浦安は日本代表FP稲葉洸太郎(30)が1得点1アシストと気を吐き、府中との開幕戦を制した。

 浦安FP稲葉が決勝点をお膳立てした。試合終了まで残り16秒。左サイドでパスを受けると、ゴール前へ速いボールを出す。右隅に詰めたFP小倉の得点につながった。「いわゆるシュートパス。枠内に蹴って、そのまま入っても誰かが決めてもいい」と狙い通りの一手で勝ち点3をもたらした。東京・暁星中、高時代はサッカー日本代表FW前田の1年後輩。今冬には食事の席で、ともに日の丸を背負う者として「俺らももう30代。立ち位置を考えて行動しよう」と、チームや若手を支えることを確認したという。コンフェデ杯へ臨む先輩に「競技は違うけど、ブラジルで活躍してほしい」と、エールを送っていた。