来年創設されるJ3参入を目指すJFL藤枝MYFCと東海社会人1部アスルクラロ沼津が17日、J準加盟クラブとして正式に承認された。この日行われたJリーグ理事会で決定した。

 藤枝MYFCがJ3参入に向けて大きく前進した。午後6時半過ぎ、小山淳代表(36)がJリーグ関係者から連絡を受け、正式に決定。その後、記者会見を行い「4年半前からJクラブを作ろうとやってきた。今はホッとしている。ありがたい気持ちでいっぱいです」と話した。

 すでにクラブはJ3ライセンスを申請している。順調に承認されれば、JFLでの準加盟クラブは10チームしかいないため、成績に関係なくJ3への参加は確実だ。プロとして13年間プレーした斉藤俊秀兼任監督(40)は「うれしい気持ちと同時にまた勝負の世界に入っていくという思い。ここからがスタートだと思う」と決意を新たにした。【神谷亮磨】

 ◆J3

 J2下部にあたる新リーグ。12チームでスタートする予定で22歳以下の選抜チームも参加する方向。参加に必要なJ3ライセンス(財務状況、育成システムなど)はJ1、J2よりも緩やかで、スタジアムの最低収容人数もJ2の半分の5000人に設定。参加チームの最終決定は11月下旬以降となる。