Jリーグ村井満チェアマン(54)が28日、J2横浜FCの練習場を訪れ、FW三浦知良(47)と異例の“トップ会談”を持った。リーグ改革に向け、現場の意見を集めるJクラブ行脚の一環。若い頃から熱烈なサポーターだったカズと初対面し「こうやって一緒にいるのが信じられない。神のような存在。サッカー界の宝。生きる中年に希望を与えてる。ずっとずっと続けてほしい」と興奮気味に話した。

 これに対し、カズは「ずっとできるように頑張りたい」と照れ笑い。「Jリーグは運営や安全面で世界の見本になれる。リーグと現場が、互いに意見を言える環境になってほしい」と意見を伝えた。また、浦和の横断幕問題を受けて、村井氏が下した「無観客試合」という裁定には「僕らもサポーターも目が覚めたと思う。厳しくつらい決断だったと思うけど、反省してプラスにしていくしかない」と話していた。