土曜の夜の大宮に人気クイズ番組が「復活」する。大宮が11日の浦和とのさいたまダービー(NACK)で、「クイズダービー」を同時開催することが5日、分かった。同カードは発売開始1時間25分で今季Jリーグ初の即日完売したほど注目度が高い。テレビ放送がCS放送のみのため「スタジアムに来られない方にも楽しんでもらいたい」(クラブ担当者)と、NTTドコモ社の協力を得て、クラブの携帯公式サイト内で「クイズダービー」を実施することになった。

 問題は「当日の大宮アルディージャ得点者は?」。テレビ番組では篠沢秀夫氏らが1枠、女性タレントが2枠、故はらたいら氏が3枠、3択の女王竹下景子が4枠と、解答者と枠が定着していた。今回はその解答者のイメージにぴったりの著名人を選考。選ばれた解答者は7日から随時発表され、予想する。既にゲストの5枠には、お笑いコンビのキングオブコメディが決定。「誰の予想が当たるのか」。試合前日の10日に投票が開始され、正解者には抽選で豪華賞品が用意されている。得点量産なら複数正解もあるが、倍率はない。

 NACK5スタジアムの過去最高動員1万2505人(08年3月9日、新潟戦)を更新する可能性も高い。さいたま市内ステラタウン・メローペ広場では、クラブ史上初めてのパブリックビューイングも無料実施するなど、市民参加型ダービーで盛り上げる。

 ◆クイズダービー

 76年1月から92年12月までの17年間、TBS系(毎週土曜日午後7時半)で放送されたクイズ番組。初代司会は大橋巨泉、2代目は徳光和夫。出場者が解答者に持ち点を賭けて増やしていく方式で、解答者によって的中時の倍率が決められた。「3択の女王」竹下景子、高い的中率を誇った故はらたいらさん、篠沢秀夫教授ら個性的な解答者の魅力もあり、視聴率40%超えも記録。